【僕の心のヤバいやつ。10巻】感想レビュー※ネタバレを含みます

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TVアニメ化もされた「僕の心のヤバいやつ」

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僕の心のヤバいやつは桜井のりおさんが描かれている中学生の純粋(?)な恋愛模様を描いた漫画。

内容的に現代っ子な部分があって、今の学生ってこんな感じなんだなーと思いながら読み進めていた漫画の最新刊が配信されたので読んだ感想等をお伝えしていこうかと思います。

若干のネタバレも含むかもしれないので、苦手な方はスルーしてください。

それではいきますよー!

10巻の舞台は勉強合宿編

9巻の後半で毎度お馴染み山田のストーカー・ニコちゃんがぽろっと「別荘のローンが」とつぶやいたことにより、高校受験勉強合宿スポットを探していた市川たちはニコちゃんの別荘を借りることになる。

ってのが大まかな9巻のおさらい。

冒頭はニコの別荘がある鎌倉からスタート

別荘到着後すぐさま海に行きたがる杏奈。だけど買い物に行かなければならないと制止するしっかり者の萌子。しかし中に水着を着てきたという杏奈・・・だけではなくにゃあも着てきたという。

いやまぁそら海行くしかないわな。

そしてイッチは海に向かう一行の中、部屋に落ちていたコンドームを拾ってしまう。
これが今回の巻のキーワードになっていく。

海から戻って萌が迫ってくる。

わけもなく、萌が「しよっか」と声かけてきた内容はもちろん勉強。
根暗オタク気質なイッチにそんなハーレムな展開は発生しないのは多分ここまで読んできた読者ならわかるだろう。

ほんと、中学生に忠実な漫画だなと思う。

しかし、今回の勉強合宿は言ってもほぼ京太郎(イッチ)と萌のために開催されたものにその他一行がついてきたみたいなもの。

他の面々はほんと遊びにきた感がすごい。

しかし事件は勃発する。

勉強を始めるも束の間、杏奈と萌子が喧嘩を始める。
言ってることはお互いわからなくもないし、なんかやるせない喧嘩だなーと思いながら読むも中学生女子ってこういう感じなんかなと思うと少し怖い気もした。

そして何よりその言い合いに立ち会っている京太郎は全く何も言えずオドオドしてる。
京太郎らしいしなんかその感じになるわなってわかるし、もし自分がその立場だったら同じく何も言えないだろうなーって思う。

でも萌子の「思ってないこと言うのやめた方がいいよ?」はなんか刺さった。

で、もちろん最後は京太郎に飛び火する。
改めて言葉って大事だなって思ったりもした。

実は早須田大学卒業の姉。

市川ことイッチの姉は現役の早須田大学の学生(おそらくこちらの世界でいうところの早稲田クラスだと思われる)ということもあり、勉強合宿の強力な味方となる。

そんな姉は萌子と山田(杏奈)のバトルの最中にすんごい間が悪いタイミングで別荘に到着する。
走り去る山田には当然、京太郎が追いかけるので残った萌子を慰める姉。

しかも慰め方がまさかのPrimaryCOLORの曲紹介。(知らない人はコミックス9巻を読んでね!)

そして自然に解決していく。

まぁなんか解決シーンの描写もほんま青春やなーって思った。
漫画を読むときにいちいちこのシーンはどういう感情で書いたんだとか考えながら読んだりしないので純粋に読んだけど、このシーンはなんか良かった。

萌子が最後に行った「コイツらが優しすぎるッ」はそうやなって思うし、その後に続く萌子の正直な気持ちもすごくいいシーンだなって思いました。

別荘に帰るとまさかのまさかで人が増え・・・

喧嘩も終わり別荘に帰るとまさかの姉ちゃんの友達’sも別荘へ来ていた。

そうだった、このメンヘラ系女子(ももちゃん)も同じく早須田の学生なんだった・・・。
酔って盛り上がる大学生チームに杏奈が勉強を見てくれと声を張り上げるのはなかなか勇気がいることだっただろう。

そして勉強しないばやしこ、にゃあ、杏奈は外出し、萌子と京太郎は勉強を教わることに。

しかしその実力たるや。

萌子のボールペンを酒のマドラーがわりにして酒を作るももちゃん。
「ああっ!」と声を荒げる萌子だったが一転、解いている問題に目を向けると間違いを指摘してスラスラと解説を始める。

ももちゃんちゃんと早須田にいたんだね・・・。
続いて萌子がももちゃんに教えを乞う最中、自分の受験を思い出した姉(香奈)は「・・・私も・・・飲むわ・・・」と自身も酒を煽り出す。

この回ラストは受験生に刺さるわ。

花火などをし、1日の終わりを迎えた一向。
疲れたなーと別荘に戻ってくるといきなりももちゃんが「さーて夜の部夜の部」と声を上げる。

京太郎が「何が?」と尋ねると「勉強って1日15時間やるもんでしょ?」と平然という大学生チーム。

それを聞いて顔面蒼白な京太郎と萌子に対して市川姉が「受験をなめんなよ」と泣きながら話して終わる135話。

合宿3日目に突入する。

朝、すっぴんでソファに腰掛けながらメイクをしているももちゃん。
ほんと「誰?」の感情しか湧いてこない。

姉のラブホに泊まったよ(ももちゃんと)のトークで吐き気がすると吐き捨てる京太郎。

しかしその後「でも来てくれんの一日だけだと思ってたから・・その・・・助かる・・・・」
っていう素直じゃないけどちゃんと感謝を伝える京太郎に対して
姉も「見てきたからね京ちゃんを」と言葉をかける。

いやこのシーン見たらほんま姉って最高。市川姉やばすぎる。
前巻の飲み会のシーンなどでもそうだけど本当に素晴らしい姉。
どうしたら若干20歳前後でここまで素晴らしい人間になれるんですか?

例のバイトくんとの進展もあったら嬉しいなー。たまには姉にフォーカスを当てた回とかも書いて欲しい。

3日目はすごい平和に終わる・・・かと思いきや。

夕食を食べ「今日は何にも起こらなかったな。そんな日もあるか」と思っているシーン。
そして夜食を山田(杏奈)と食べようと思いついた京太郎。

そこにちょうど山田が現れて、今から風呂に入ると伝える。

「ま、いいか上がってからで・・」と京太郎。

しかし数十分を経過しても一向に動きがない。
女子の風呂なんてそんなもんか・・・?と思いながら何も音が立たないことを不思議に思う。

ダメだと思いながらもノックをし脱衣所に向かうドアを開ける。

湯船で寝る山田

いやもちろん、お湯はなしですよ?

「どした?!」と心配する京太郎に「寝てるだけだよ」と慌てて答える山田。
すかさず「寝るな」と京太郎。そらそうだ。

しかしフラつく山田。どうやら体調を崩していたらしい。
同じ頃、萌子とにゃあのシーンでも「えっどゆこと?」と萌子。
「今日一日ずっとカラオケで安静にしてて・・・」「親も旅行中らしいし」
と心配そうな二人。

咄嗟に抱きしめる京太郎

「大丈夫 朝よりは下がってきてて・・・」と元気を装う山田をぎゅっと抱きしめる京太郎。
そう。この巻、今更だが京太郎と杏奈のシーンがめっきり少ない。主人公なのに、主役の絡みがない笑

そしてその浴室の外で立つ萌子。

そうか・・・なぜ一番最後にお風呂に入ることにしてお風呂で寝てたのか。
勉強を頑張る萌子に移る可能性を考えたのかな?
まぁそら帰るのが一番なんだろうけど、確かに帰っても一人って周りも気が気じゃないだろうし。

なんかもどかしいけど、友情を感じれて好きなシーンです。

萌子の「んにゃ ありがとう」の一言ですごく救われた気がする。

そして最後の「・・・・あのさ 頼みがあるんだけど」と京太郎。
「合宿最後の夜 僕は1番大切なことを思い出した」の言葉で136話終わり。

漫画版にしかないであろうシーン。

カラオケでにゃあとばやしこが辛そうに横になる杏奈が呟いた「きょ たろ・・・」に全く杏奈と京太郎の関係性に気づいていないばやしこが「キタロー」と聞き違えるワンカットがなんか好きです。

Karte.137 僕らは自由だ

明日ー大いに寝坊してくれ

前話の京太郎の頼みってまさかの寝坊依頼。
そして起きてきた杏奈に「今日はふたりで出かけないか?」と声をかける京太郎。

おそらく杏奈の父に教わったスープを作って出している京太郎。
「料理とは試行錯誤なのだ・・・」の京太郎の名言。

「僕はひょっとしたら凡人かも知れなくて」「鈍感なラブコメ主人公かも知れないし」

のくだりに少し笑ってしまった。

山田といるだけで凡人も超人になれるから

はい、破壊力。京太郎のこういうとこズルいです。
その後に続く「今日の目標は・・・山田に”ごめん”と言わせないこと」もカッコよすぎか。

そして他の3人が帰路に着く頃、山田の携帯へニコちゃんからの電話。
別荘からのワンカットが移るのだが、例のバンドメンバーがみんなニコちゃんの別荘に集まってきているらしい。
「助けて」と懇願するニコちゃんの電話を無表情で横から切る京太郎。

このニコちゃんと京太郎のライバル意識?敵対心?なんなのかうまく言えないですが、この二人の関係性もなかなか好きです。

そして次回、京太郎と杏奈二人での水着回を「夏のデジャヴ」と京太郎が呟いたところで137話終了。

Karte138 舞台は二人きりできた海

なぜか二人で海水浴。

なぜか顔面にタトゥーシールを貼る京太郎。

もはや厨二病全開のそのセレクトに思わず笑った方も多いでしょう。
しかもそれを貼った理由がナンパ避けって。

多分、それ見せたら単純にいじられるだけだと思う。

病み上がりだから海へ入らずボートに乗れという京太郎。
杏奈がえーと文句を言った後「今度熱出したら京太郎が看病してくれるから大丈夫〜」とおどけて見せるも京太郎が真面目な顔で「するよ 今度こそ」とはっきり伝えます。

ほんまこの陰キャオタクたまに真顔でゆうとめちゃくちゃかっこいいねんな。

そしてその後は二人のちょっと将来のトークを挟み気づいたら沖へ流されていて、必死で浜辺まで戻ってきたあと少しの会話があり(この辺結構真面目な会話だったりイチャイチャした会話だったりで解説が大変)で京太郎はあることを思う。

「今日の目標・・・追加すべきか・・・!?」で締め括られて138話終了。

Karte139 僕らは彷徨う

雨が降りそうなので撤退することにした。の冒頭から始まる今回。

傍で焼きそばを頬張る杏奈。「海に来たら焼きそばたべとかなきゃだから・・・」という杏奈に京太郎が「昼 しらす丼と、二食丼と三食丼食べただろ・・・」と呆れて突っ込みます。

いや杏奈の食欲やば。10代ってそんなんだったっけな?

そして青のりをつけたままの杏奈のくだりから回想シーン。
京太郎のキス顔練習。まぁいくら漫画とはいえ、しっかりキモかったです。

自分もそうなのかも知れないと思ってしまうぐらいに。
いややりませんよ?大人ですからね。こんなの中学生、高校生ぐらいまでしか・・・ね?

そして回想シーンの中で「ぬいぐるみぺ○ス現象」のワード。
なんやねんそれ。そんな現象ほんまにあるんかな?笑

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13270358963?__ysp=44Gs44GE44GQ44KL44G%2F44Oa5LqM44K555eH5YCZ576kIOefpeaBteiiiw%3D%3D

いやあるんかい!

どうやら本当にあるみたいです。

そしてそんな回想シーンから現実に戻って雨が降り出してきた。

そのころの別荘では・・・

ニコちゃんが姉の友達に「香田ニコに似てない?」と絡まれていました。

そしてももちゃんの彼氏(?)のクズやろうショーゴくん。
何やらちゃんと香田ニコとして理解しているみたいで何故か姉にその事実を伝えます。

コンドーム事件の真相がここで明かされる。

そういうことだったのか・・・笑
まぁ別荘ということでそんな気がしてはいたが・・・。

そしてやっぱり間の悪い姉とショーゴくん。
ももちゃんの怒りの雷が・・・

「ピ」と声をあげて驚く京太郎

シーン変わっておそらくももちゃんの落とした雷が京太郎たちを襲います。

その瞬間「ピ」と声をあげて驚く京太郎はやっぱりオタクのそれでした。
なんだかホッとするわ。最近カッコイイシーンが多いからちゃんとオタク発揮してくれたら安心感が・・・いやきっと僕だけじゃないはず。

そして逆にタイミングよく迎えに現れたショーゴくんとももちゃん。

「一旦服乾かした方が良くない?」というももちゃんに「確かに・・」と同意する京太郎。

シーンは変わって別荘では大人な企みが勃発していました。
そのシーンで帰って〜と嘆くニコちゃんがなんか可愛い。豚野郎のネーミングを持っているとは思えない。

ん?ん?え?ンン?で着いた先はラブホ

ショーゴくんとももちゃんの喧嘩に巻き込まれた2人は何故かラブホまで連れられてきてしまう。
いや待て、中学生やで。そもそものそもそもがあかんやろ。

しっかりしろよクズショーゴ・・・。
怒って飛び出すももちゃんを追いかけるショーゴ。

2人きりになって「ま・・・・マズイのでは・・・・」で139話終わり。

Karte140 僕らはよくない人間たち

ラブホに取り残された二人のシーンから開始。

取り合えず着替えるという杏奈が風呂場へ向かうとラブホならではのガラス張り。

ガラス張りの状態で「見てもいいけど」と言い放ち着替え始める杏奈。
あれ?この漫画舞台は中学生でよかったですよね?

「ずっとよくないこと考えてた」と涙する杏奈。
「私だけが京太郎のこと こんなに好きなのかな」

と、言う杏奈に京太郎がキス。

キスしながら何やら言っていくのですが、数かに渡ったキスに夢中でどこまで聞いているのやら。

コンドーム事件の真相再び。

前話でコンドーム事件は解決したと思っていたのですが、今回さらに真相が明らかになります。
杏奈の「まただ」から事態は真相解明されていきました。

で、その話を聞きながらもじっと京太郎の京太郎と戦っていた京太郎。
意味を理解した杏奈も恥ずかしそうに背を向けます。

そして仲直りセ・・・したであろう、ももちゃんとショーゴが戻ってきて合宿編は終わりを迎えます。

140話終わり。

単行本限定カットPT2

みんなが帰った後のニコちゃんの別荘を綺麗に掃除する姉。
そして「弟たちがお世話になったんで」とお礼をニコちゃんい渡していた姉。

姉の人間性にニコちゃんがやられて何故か市川家に一緒に帰ってきたニコちゃん。

というカットでした。

まとめ。

今回は受験合宿編がメインストーリーでした、

こうやって文字に起こすとすごく長いのに、実際に見てしまうと一瞬で終わってしまう現象に何か名前をつけてほしいと思います。

京太郎はまた一つ男らしさを増した気もするし、杏奈はまた一つ大人になったのかなと思います。
この巻のメインストーリーは杏奈と萌子の喧嘩の話だったんじゃないかなと思う。

人を羨むとか見下すとかそういった中学生ならではの心理描写だったなーと。
そして萌子の「コイツらが優しすぎるッ」はなんかわかる気がしたし。

杏奈はとことん周りに恵まれてるんですね。

今回は話的にも結構綺麗に終わったし次巻がどのように展開されていくのか。
また発売されたらすぐさま読んでみたいと思います。

最後に。やっぱりお姉最強じゃね?
お姉みたいなお姉欲しかった・・・。

今回も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました!

漫画を買うならebookがお勧めです。

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