その着せ替え人形は恋をする13巻 感想&レビュー

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後編の更新が遅くなり申し訳ございません!お待ちいただいた方には反省です。

というわけで後編の感想スタートです

目次

第101話

前回帰りの電車では終始無言だった二人
帰路に関する描写は一切なし。

101話は全巻の終わりに出てきた「溝上将護」と担当編集の「妹尾」の電話から始まる。

「対談の時、刻央に書いてもらったサインずっと飾ってる」というぐらいにハニエルが好きな溝上に妹尾は海夢が扮したハニエルのSNS記事を送る。

一瞬、「天命の実写化されるのか?!あいつなんで俺に黙って!」と怒りを露わにするが、妹尾から今日のコスイベのレイヤーが演じていたものだと教えられる。

そして注目されたのは海夢だけではなく新菜の作った衣装に関しても注目される。
このクオリティは相当頭おかしい」まで言われる出来栄え。
海夢のプロ入りだけじゃなく新菜のプロ化もあり得てくるかも知れない。

まぁそうなったらそもそも雛人形の夢はどうなるんだと思わなくもないけど。

ハニエルの動画

SNSに上げられていた海夢が演じるハニエルの動画を見た溝上も、言葉こそないが魅了された一人になった事だろう。
不気味なほど完璧と言われるこの仕上がりは海夢だからできたというのもあるかも知れない。

ていうかそもそも海夢はモデルもやってるわけだし、そんじょそこらの子よりか可愛い綺麗が前提であるわけで、何巻の描写か忘れたけど雑誌表紙に載っている海夢に旭が気づかなかったこともあるぐらいメイクで雰囲気が変わるわけだからこの海夢がモデルの海夢だというところに辿り着かないのもなんか納得。

ついでにグラビア依頼を受けるあまね

囲みの時にコスネームを咄嗟に姫でいいと認めた事により、姫は誰だ?!の姫探しがSNS上で行われている現在に妹尾ももれなく姫を探し回った結果、ついでに見つけたあまねのコスネーム「姫野あまね」に辿り着きグラビアの依頼を入れるも「男です。」と一蹴している描写も挟まれている。

ちょっとしたコントみたいな流れ。

司波が前回のアニメ化に怒った理由

司波が天命以前の作品がアニメ化された際に旭によると「丁寧で文句のつけどころもないくらい良かった」と褒めていたのに対し、司波だけがアニメ化に対し苦言を呈した理由。

以前11巻の中で旭が言っていた「司波刻央自身の問題」とされていた理由の一つがここで溝上によって告白される。

それはまた作品を生み出す側にしかわからないであろう感性で、聞かされるとなんだか妙に納得できてしまうような理由だった。
これを描写している福田先生もまた生み出す側だからこそこの話が描けてしまうのかと思ったぐらいに。

「はははっやられたな〜刻央でもこれは描けねぇわ とんでもねぇお姫様だこと」

という溝上の一言とその後の司波との電話会話で司波もまた海夢のハニエルを確認する。


ハニエルが見下ろす司波の描写一つでまたハニエル(海夢)に魅了された人が一人増えたことがこのワンカットでわかる気がする。
そして司波刻央の公式アカウントがリツイートしたこの瞬間が最大級の海夢に対する賛辞かも知れない。

シーンは変わり部屋で顔を押さえて横になる新菜の描写でこの話は幕をとじる

102話

冒頭から現れたのはまさかの海夢パパ

海夢パパは「溝上将護」の映画を見ていたらしく溝上からリツイートされたことに驚きを隠せない。
あんな有名な人が海夢を誉めてくれたなんて・・・っ!」と喜びを語る。

芸能事務所からスカウトが来たことも伝え、海夢がやりたいなら応援するよと優しいパパ。
娘のやりたいことをしっかりやらせてあげれるあたりいいパパだよね。

そして服の話題に話が移り、どこで買うのか?と尋ねるパパに友達に作ってもらったと答えた海夢に対し激怒!

次のページでは五条家へ訪れて頭を平に下げるパパ。
「お金を払えばいいってもんじゃないの!!」

いやほんそれ。確かに個人が作るとなれば並大抵な話じゃないし、こういったものを作るためにかかる労力を安易に想像できるこのパパ・・・やるな。

もしかしたら仕事も関係しているのかも知れないな。まだ特に描写ないけど。

話は夕飯をご馳走になっているところへ

「本当に細かくて凄かったので・・・ずっっっっっとど売っているものだと勘違いしていて・・・」

というパパの発言に照れを隠せない新菜。
新菜にとってはすごく嬉しいお褒めの言葉に顔を赤る新菜をみて良い子なんだと悟るパパ。

その次の瞬間、夕飯までご馳走になっているということに言及する。

海夢がいることで賑やかになっていいというじいちゃんにお恥ずかしいと焦るパパ。

ここで初めてパパの名前が真澄であるという事実。笑
多分以前の描写にはなかった気がする。

「僕がいなくてもちゃんと自炊するよう言ったよね」

からめちゃくちゃガミガミ怒る真澄パパ。
「海夢ちゃんの体を心配してうちが食べていくように言ったので」というじいちゃんに「そこまでして頂くわけには!」と真澄パパ。

そして「自分でも作ってるんだって!!」と自炊したご飯(?)の写真を見せる海夢

そらそーなる。海夢がどんな写真を見せたかは単行本を購入してご覧ください。笑

じいちゃんと新菜が顔を青くして頷く瞬間と真澄パパが全てを悟る瞬間がたまらなく面白い。

そして新菜の作る美味しい和食を食べ、いつもこんな美味しいものを食べている海夢を羨む真澄パパ。

なんかこの親娘の仲良さがいいです。好きです

帰り際の真澄パパ優しい言葉

「海夢の事 これからもよろしくね」

と優しく語るパパ。大事な発言すぎて文字を大きく書いております。

これはもうあれです。二人を認めてしまったんですね。
同じ父だから言える。これは完全に認めた。

それを聞いて優しい笑顔で「ハイ」と答える新菜。
画像付きでお伝えしようかとも思いましたが、これは是非実際に読んでいただきたいので画像は挟まずに置いておきます。

しかし新菜はわかってなかった・・わかなだけに。

このクソ鈍感DT男子高校生は全く意味をわかっていなかった。

なんでやねん。
ほんまなんでやねん。

父も思っただろう・・・この子・・・と。

なぜそうなったかもぜひチェックしていただきたい。

新菜と海夢

メインのこの二人、この話で一度も会話していない。
めちゃくちゃ問題なのはそこなんです。二人の中に一体何があるのか。

そこが次巻のポイントになると思われます。
早くいつものほのぼの回に戻ってほしいよー!

おまけのページ

ハニエルに殴られる司波さんがちょっと可愛い。

溝上さんにいじられう司波さんも可愛い。

このおじさん。実は可愛いやつかも知れない。

まとめ

いかがでしたか?

綺麗にこの巻終わっているように見えますけど、102話二人一言も交わしてないんですよ?!
めちゃくちゃ続き気になりますよね。

あの帰りに一体何があったのか。
次巻が発売されたらまたそちらも追ってレビューしたいと思います。

マンガ買うなら「ebook」がオススメです。

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